日経平均は129円安と反落、朝高後に下げ転換、利益確定売りが優勢=20日前場
20日前場の日経平均株価は前日比129円08銭安の2万8504円38銭と反落。朝方は、買いが先行した。イエレン次期財務長官が19日の米議会公聴会で追加経済対策について積極姿勢を示し、同日の米国株式が上昇した流れを受け、寄り付き直後に2万8801円19銭(前日比167円73銭高)まで値を上げる場面があった。ただ、イエレン氏の発言内容はきのう事前に伝わり、先行して織り込んでいた面もあり、一巡後は株価指数先物にまとまった売り物が出て下げ転換。利益確定売りが優勢となり、一時2万8481円56銭(同151円90銭安)まで下落した。その後の戻りは限定され、前引けにかけて上値の重い動きとなった。
東証1部の出来高は5億9873万株、売買代金は1兆2359億円。騰落銘柄数は値上がり933銘柄、値下がり1129銘柄、変わらず123銘柄。
業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株や、ANA<9202.T>、JAL<9201.T>などの空運株が軟調。野村<8604.T>、大和証G<8601.T>などの証券商品先物株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、みずほ<8411.T>などの銀行株も売られた。京急<9006.T>、京王<9008.T>などの陸運株も安く、SOMPOH<8630.T>、MS&AD<8725.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も値を下げた。第一三共<4568.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株もさえない。
半面、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が堅調。東レ<3402.T>、帝人<3401.T>などの繊維製品株や、ENEOS<5020.T>、コスモエネH<5021.T>なども高い。AGC<5201.T>、板硝子<5202.T>などのガラス土石株や、浜ゴム<5101.T>、住友ゴム<5110.T>などのゴム製品株も値を上げた。
個別では、ツツミ<7937.T>、スクロール<8005.T>、日本光電<6849.T>、ラクスル<4384.T>、PRTIME<3922.T>などの下げが目立った。半面、日総工産<6569.T>、Sサイエンス<5721.T>、住友化学<4005.T>、MDV<3902.T>、東電力HD<9501.T>などの上げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、25業種が下落した。
提供:モーニングスター社
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