大豊建設が3日ぶり反落、従業員による不正行為が判明し外調査委員会を設置

株式

2021/1/20 16:14

 大豊建設<1822.T>が3日ぶりに反落し、75円安の3600円を付けた。19日引け後、外部の公的機関による調査の過程で、同社従業員による不正行為が判明し、外部調査委員会を設置し、調査を進めると発表、嫌気された。

 同社によると、同社東北支店および大阪支店にそれぞれ勤務する従業員が、一部の取引において複数の工事下請業者に対し契約金額を水増しした発注を行い、水増し分を同業者にプールしてもらったうえ、同社が発注する別工事の工事代金に充てるよう依頼したという。同種の不正行為について社内調査を実施した結果、今年1月初旬に16年3月期から21年3月期までの期間において、同不正行為により水増しされた総額が、約2億6600万円と判明したという。同社では、今期の業績に与える影響または、影響をおよぼす期間などについては、現在確定しておらず、外部調査委員会による事実関係の解明に伴う影響額などが判明次第、開示するとしている。

 20日の終値は、前日比25円安の3650円。

提供:モーニングスター社

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