<米国株情報>P&G、第2四半期決算は良好も株価は下げ基調

株式

2021/1/22 10:18

 日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル<PG>が20日に21年6月期第2四半期(20年10-12月)決算を発表した。売上高は前年同期比8%増の197億4500万ドル、純利益は同4%増の38億5000万ドル、調整後の1株当たり利益(EPS)は同15%増の1.64ドルとなり、売上高、同EPSともに市場予想を上回った。

 新型コロナウイルス感染症に備えるための消毒製品や巣ごもり関連商品の需要が急増した。ホームケア部門は同30%増、整髪やシェーバーなどグルーミング部門は同20%増、「オーラルB」や「ビックス」などのヘルスケア部門は同9%増と、いずれも好調だった。

 通期見通しについて、売上高は前年比5-6%増と、従来予想の3-4%増から2ポイント上方修正。調整後のEPSも同8-10%増と、従来予想5-8%増から引き上げた。

 また、株主への利益還元策として、約80億ドルの配当金の支払いと、100億ドルの自社株買いも発表した。従来、自社株買いは70億-90億ドルとしていた。

 決算は良好だったものの、足元の株価は下げ基調。20日は1.25%安の131.93ドルと4営業日続落し、21日も0.10%安の131.01ドルと小幅に下落した。バイデン新政権下でのコロナ対策強化やワクチン普及への期待から、今後はウイルス対策製品などの需要が落ち着くとみており、目先の好材料出尽くし感が広がっているようだ。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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