来週の日本株の読み筋=企業決算の反応が焦点、業績相場移行の試金石に
来週(25-29日)の東京株式市場は、本格化する20年4-12月期の企業決算に関心が向かう。コロナ禍からの収益復調が予想されるが、それを受けて株価がどう反応するかが焦点になる。25日の日電産<6594.T>をはじめ、27日の信越化<4063.T>、ファナック<6954.T>、28日のアドバンテスト<6857.T>、東エレク<8035.T>など注目企業の決算が相次ぎ、その株価動向では投資家市場心理に影響を及ぼす可能性がある。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、一部で今夏の東京五輪の開催を断念したと伝えられ、ワクチンをめぐっては、次々と判明する「変異種」や副反応の問題もあって予断を許さない状況だ。それでも動揺を見せない株価の強さの背景には、金融市場にあふれるマネーの存在がある。足元の金融相場から業績相場への移行が中期的な株価上昇のカギを握るだけに各社の決算は、最初の試金石となる。
スケジュール面では、国内で29日に1月20-21日開催の日銀金融政策決定会合の「主な意見」、20年12月失業率・有効求人倍率、12月鉱工業生産、1月消費動向調査などが発表される。海外では25日に独1月Ifo景況感指数、26-27日開催のFOMC、27日にパウエルFRB議長会見、28日に米20年10-12月期GDP(国内総生産)などが予定されている。
22日の日経平均株価は反落し、2万8631円(前日比125円安)引け。朝方は、直近上昇による高値警戒感から利益確定売りが先行し、寄り付き後まもなく下げ幅は230円近くに達した。英タイムズ紙が与党関係者の話として、日本政府は新型コロナウイルスのため東京五輪を中止せざるを得ないと非公式に結論付けた、と報じたことも重しとなった。一巡後は押し目買いに下げ渋ったが、大引けにかけては上値が重くなり、戻りは限定された。
提供:モーニングスター社
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