日経平均は44円程度高、方向感に乏しいなかしっかり=25日寄り付き

 25日午前9時33分すぎの日経平均株価は、前週末比44円程度高い2万8675円前後で推移する。寄り付き直後には、同75円20銭高2万8706円65銭を付けている。前週末22日に底堅い動きをみせていたことや、現地22日の米国株式市場で、NYダウは続落したが、ナスダック総合指数が3日続けて史上最高値を更新したことから、買いが優勢となった。その後は、方向感に乏しいものの、しっかりした動きとなっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末22日の大阪取引所終値比20円安の2万8610円だった。

 業種別では、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株が上昇。中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も高い。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株も堅調。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も上げている。

 個別では、ユニオンツル<6278.T>、イノテック<9880.T>、マイクロニ<6871.T>、カナレ電気<5819.T>、日電波<6779.T>などが上昇。半面、スタティアH<3393.T>、住友林<1911.T>、Ubicom<3937.T>、青山商<8219.T>、日金属<5491.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=103円台の後半(前週末22日終値は1ドル=103円67-68銭)、1ユーロ=126円台の前半(同126円02-06銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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