ツガミが上場来高値奪回―中国向け工作機械受注好調

株式

2021/1/25 14:28

 工作機械のツガミ<6101.T>が18年の上場来高値(1834円)を更新し、前週末比4.1%高の1870円まで買われた。好調な受注を背景に来期の業績拡大が期待されている。

 日本工作機械工業会によれば、昨年12月の工作機械受注の総額は前年同月比9.9%増の991億円となった。2カ月連続でプラス成長を維持し、コロナ・ショックからの回復が鮮明にしている。けん引役はツガミの主戦場の中国で、同国向けの受注は298億円(同2.8倍)と18年4月以来の300億円台に迫っている。

 ツガミの中国工場はフル稼働状態となっているもようで、近く新工場でも部材の生産が始まる。工作機械の芝浦機械<6104.T>も大幅高に買われたほか、工作機械部品のLMガイドの大手のTHK<6481.T>も上昇した。

提供:モーニングスター社

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