<相場の読み筋>1月26日

2021/1/26 7:28

 25日の米国株式は、NYダウが前週末比36.98ドル安の3万960.00ドルと3日続落、ナスダック総合指数は同92.930ポイント高の1万3635.992ポイントと5日続伸し、4日続けて史上最高値を更新して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億9287万株、ナスダック市場が75億2374万株だった。主要な経済指標の発表がないなか、引き続き、バイデン米大統領が計画する1兆9000億ドル(約198兆円)の経済対策に対する不透明感が重しとなった。利益確定売りに押され、NYダウは一時、430ドルを超える下げをみせた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アップル<AAPL>やマイクロソフト<MSFT>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>などが買われ、同指数の上昇をけん引した。

 26日の東京株式は、続伸後も堅調な展開か。きのう25日に反発した動きが継続するとみられるほか、現地25日の米国株式市場で、NYダウが下げ渋る動きをみせ、ナスダック総合指数が4日続けて史上最高値を更新したこともあり、しっかりした動きが期待される。ただ、20年3月期第3四半期(20年4-12月)の決算発表の本格化を控え、模様眺めムードが広がり、停滞商状となる場面のありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=103円台の後半(25日終値は103円70-71銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=125円台の後半(同126円30-34銭)とやや円高方向にある。25日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、武田薬<4502.T>、日電産<6594.T>、任天堂<7974.T>などが、25日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所清算値比45円高の2万8825円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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