日経平均は276円安と大幅反落、利益確定売りに下げ幅拡大、米株先物安にアジア株安も重し=26日後場

 26日後場の日経平均株価は前日比276円11銭安の2万8546円18銭と大幅反落。25日の米国株式は高安まちまちながら、きのう日経平均が1990年8月3日以来の高値水準に浮上し、高値警戒感から利益確定売りが先行した。時間外取引の米株価指数先物が軟調に推移するとともに、中国・上海総合指数や香港ハンセン指数などのアジア株安も重しとなり、後場中盤には一時2万8527円81銭(前日比294円48銭安)まで下落した。その後の戻りは限定され、引けにかけては安値圏で推移した。

 東証1部の出来高は10億7061万株、売買代金は2兆3130億円。騰落銘柄数は値上がり830銘柄、値下がり1276銘柄、変わらず84銘柄。

 業種別では、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が下落。ブリヂス<5108.T>、TOYO<5105.T>などのゴム製品株や、住友鉱<5713.T>、三井金<5706.T>などの非鉄金属株も軟調。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株や、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も安い。トヨタ<7203.T>、日産自<7201.T>、スズキ<7269.T>などの輸送用機器株や、エムスリー<2413.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も売られた。

 半面、東電力HD<9501.T>、関西電力<9503.T>などの電気ガス株が堅調。日水<1332.T>、サカタのタネ<1377.T>などの水産農林株や、日ハム<2282.T>、東洋水産<2875.T>などの食料品株も高い。武田薬<4502.T>、小野薬<4528.T>などの医薬品株も買われた。

 個別では、DmMiX<7354.T>、GMB<7214.T>、ダントーHD<5337.T>、メドピア<6095.T>、メドピア<6095.T>などの下げが目立った。半面、インソース<6200.T>、JUKI<6440.T>、ナガワ<9663.T>、グローセル<9995.T>、松風<7979.T>などの上げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、29業種が下落した。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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