日経平均は173円程度高、買い先行後も堅調な動きが続く=27日寄り付き
27日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比173円程度高い2万8719円前後で推移する。午前9時4分には、同192円46銭高の2万8738円64銭を付けている。きのう26日に大幅に反落していた反動や、IMF(国際通貨基金)が、日本の21年の成長率を従来の年2.3%増から同3.1%増に引き上げたことも材料視され、買いが先行。その後も堅調な動きが続いている。現地26日の米国株式は、NYダウが4日続落し、ナスダック総合指数が6日ぶりに反落。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所終値比180円高の2万8710円だった。
業種別では、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株が上昇。日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株も高い。AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も堅調。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株も上げている。
個別では、SREHD<2980.T>、LIFULL<2120.T>、東京綱<5981.T>、JCRファーマ<4552.T>、マネックスG<8698.T>などが上昇。半面、タツタ線<5809.T>、ハローズ<2742.T>、ディスコ<6146.T>、サンケン<6707.T>、RSTECH<3445.T>などが下落している。
東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=103円台の半ば(26日終値は1ドル=103円80-82銭)、1ユーロ=126円台前半(同125円73-77銭)で取引されている。
提供:モーニングスター社
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