日経平均は49円高と反発、IMFの経済見通し上方修正で買い先行、一巡後に下げ転換の場面も=27日前場

 27日前場の日経平均株価は前日比49円88銭高の2万8596円06銭と反発。朝方は、買いが先行した。26日の米国株式は小幅安だったが、IMF(国際通貨基金)が26日に世界経済見通しを改定し、日本の21年の成長率を上方修正したことで投資家心理が改善。きのう大幅反落した反動もあり、一時2万8754円99銭(前日比208円81銭高)まで上昇した。一巡後は、利益確定売りに押され、下げに転じる場面もあった。時間外取引の米ダウ先物が安く、重しとして意識されたもよう。その後、プラス圏に切り返したが、戻りは限定された。

 東証1部の出来高は5億9128万株、売買代金は1兆2960億円。騰落銘柄数は値上がり1170銘柄、値下がり898銘柄、変わらず119銘柄。

 市場からは「利益確定売りが出やすい水準だ。決算待ちの状況だが、すでに織り込みが進んでおり、結果を受けて材料出尽くしになるとみている。日経平均は2万9000円を前に高値もみ合いが続き、いったん調整してもよい頃合いだ」(準大手証券)との声が聞かれた。

 業種別では、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>、住友不<8830.T>などの不動産株が堅調。レンゴー<3941.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、日揮HD<1963.T>、鹿島<1812.T>、大成建設<1801.T>などの建設株も高い。シャープ<6753.T>、パナソニック<6752.T>、ファナック<6954.T>などの電機株も買われ、ヤクルト<2267.T>、日清食HD<2897.T>などの食料品株も値を上げた。

 半面、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>などの海運株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株が軟調。東電力HD<9501.T>、関西電力<9503.T>などの電気ガス株も売られた。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も安い。

 個別では、日本アG<3751.T>(監理)がストップ高カイ気配となり、SREHD<2980.T>、リョーサン<8140.T>、JCRファーマ<4552.T>、東京綱<5981.T>などの上げが目立った。半面、ポピンズHD<7358.T>、タツタ線<5809.T>、ips<4390.T>、エムスリー<2413.T>、ローランド<7944.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、18業種が上昇した。

提供:モーニングスター社

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