日経平均は440円程度安、米国株安などから売り優勢で一時2万8000円割れも=28日寄り付き

 28日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比440円程度安い2万8194円前後で推移する。午前9時3分には、同659円36銭安の2万7975円85銭と、12営業日ぶりに2万8000円を割り込んだ。きのう27日に上値の重い展開だったことや、現地27日の米国株式市場で、NYダウが大幅に5日続落し、ナスダック総合指数も続急落したことから、売りが先行。その後は、落ち着きどころを探る動きとなっているようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所終値比460円安の2万8180円だった。

 業種別では、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が下落。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も安い。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も軟調。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も下げている。

 個別では、サイバー<4751.T>、ミサワ<3169.T>、CKD<6407.T>、イーブック<3658.T>、小野薬<4528.T>などが下落。半面、日本アジアG<3751.T>(監理)、栄研化学<4549.T>、NOK<7240.T>、JCRファーマ<4552.T>、エクセディ<7278.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=104円台の前半(27日終値は1ドル=103円67-69銭)、1ユーロ=126円台の前半(同126円00-04銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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