<新興国eye>トルコ1月経済信頼感指数、サービス業が大幅改善―1月設備稼働率は低下

新興国

2021/1/28 11:29

 トルコ統計局が25日発表したサービス業と小売業、建設業の経済状況を示す1月の経済信頼感指数(季節調整後)は、サービス業の信頼感指数(全体指数)が前月比2.9%上昇の101.9と、20年12月の同3.7%低下から大幅に改善した。サブ指数である過去3カ月間の景況感と需要(遅行指数)はそれぞれ同5.4%上昇の103(12月は4%低下)と同1.4%上昇の98(同2%低下)、今後3カ月間の需要見通し(先行指数)も同2.1%上昇の104.6(同5.1%低下)と、いずれも12月から改善した。

 また、建設業の信頼感指数はサブ指数の受注残が減少したことや今後3カ月間の雇用見通しが悪化したことを反映し、同5.2%低下の84.2(同1.4%低下)と、6カ月連続で悪化した。

 一方、小売業の信頼感指数もサブ指数の今後3カ月間の販売見通しが改善したものの、過去3カ月間の販売活動と商品在庫がいずれも悪化したため、同0.1%低下の108.5(同10.9%低下)と、2カ月連続で悪化した。

 経済信頼感指数はゼロから200までの間で算出され、判断の分かれ目は100。100を超えると「楽観的な見通し」、100を下回ると「悲観的な見通し」を示す。21年1月統計から指数の算定基準(調査対象など)が変更された。

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 iS新興国<1362.T>、上場MSエマ<1681.T>

提供:モーニングスター社

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