エンプラスが急騰し昨年来高値を更新、通期の業績予想を上方修正し自社株買いも実施

株式

2021/1/28 12:42

 エンプラス<6961.T>が急騰。27日引け後の決算発表で、21年3月期の連結業績予想を上方修正し、上限50億円、125万株(自己株式を除く発行済株式数の12.75%)の自社株買いを実施すると発表したことが好感された様子。株価は前日比700円ストップ高の4575円まで値を上げ、20年12月15日の昨年来高値4450円を更新している。

 21年3月期について、予想売上高を従来の280億円から285億円(前期比9.4%減)に、営業利益を13億円から16億5000万円(同23.7%減)にそれぞれ引き上げている。「エンプラ事業」は自動車市場の回復を受け今後も自動車用部品が好調に推移する見通し。「半導体機器事業」は自動車市場の回復により車載向けの受注が好調で、米国顧客を中心にサーバー向けの需要が回復傾向にある。

 21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)は、売上高213億3400万円(前年同期比10.3%減)、営業利益13億5200万円(同17.8%減)。自社株買いについて、取得期間は21年1月28日-3月31日を予定。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とすることが目的。

 午後零時34分現在はストップ高買い気配で差し引き2万4000株の買い越し。

提供:モーニングスター社

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