日経平均は241円高と3日ぶり大幅反発、値上がり銘柄数は1400超に=2月1日前場

 2月1日前場の日経平均株価は、前週末比241円87銭高の2万7905円26銭と3日ぶりに大幅反発して前場の取引を終えた。朝方はやや売りが優勢だったものの、すぐに切り返しプラスに転じた。前週末に時間外取引で米株価指数先物が下落したことを受け、現地29日の下げを先取りする格好となっていただけに、買い戻す動きが出たようだ。株価指数先物に継続して買いが入ったことも支えとなり堅調に推移。午前10時36分には、同296円67銭高の2万7960円06銭を付ける場面もみられた。その後もしっかりとなっていた。為替市場では、ドル・円が1ドル=104円70銭前後(前週末1月29日終値は104円54-56銭)で、足元では小動き。東証1部の出来高は5億8455万株、売買代金は1兆2176億円。騰落銘柄数は値上がり1422銘柄、値下がり683銘柄、変わらず81銘柄だった。

 市場では「21年3月期第3四半期(20年4-12月)の決算が本格化しているが、業績を上方修正する銘柄が意外に多いという印象で、好業績銘柄への物色が継続しそうだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、TOTO<5332.T>、ガイシ<5333.T>などのガラス土石株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株が上昇。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株も高い。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、凸版<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も堅調。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も上げた。東証業種別指数は、27業種が上昇、6業種が下落した。

 個別では、ハイマックス<4299.T>、スクロール<8005.T>、ZOZO<3092.T>、KIMOTO<7908.T>、JVCケンウッド<6632.T>などが上昇。半面、イントラスト<7191.T>、マーベラス<7844.T>、DmMiX<7354.T>、ITM<2148.T>、タダノ<6395.T>などが下落した。

提供:モーニングスター社

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