<特集>好決算銘柄ピックアップ(4)=綿半HD―今期は収益プラスα期待残り、株価は安値圏で下値固まる

株式

2021/2/5 18:06

 綿半ホールディングス<3199.T>に狙い目がある。21年3月期第3四半期(20年4-12月)の連結決算では営業利益33億6700万円(前年同期比68.6%増)と大幅増益を達成した。巣ごもり需要が継続し、DIY(日曜大工)用品・園芸用品など利益率の高い商品が好調に推移した。また、生鮮食品の仕入れルート開拓による原価低減や、チラシ、販売促進費の削減なども寄与した。

 通期の同利益予想は31億円(前期比17.6%増)と最高利益更新が続く。ただし、最終四半期(21年1-3月)に限れば、実質赤字見込みとなる。小売事業における新規出店、改装の前倒しによるコスト増加や一部休業の影響、建設事業において新型コロナウイルス感染症の影響による工期の遅れや受注の減少などを想定したものだが、保守的な数値とみられ、収益プラスα期待が残る。

 株価は、1対2の株式分割の権利落ち日となる20年9月29日の高値1660円を上限とし、12月22日の安値1278円を下限とするボックス相場を形成している。時価はその安値圏に位置し、下値が固まりつつあり、きっかけ1つで出直りに転じる可能性がある。

提供:モーニングスター社

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