太陽誘電が急落、通期の業績予想を上方修正するも材料出尽くし感

株式

2021/2/9 14:39

 太陽誘電<6976.T>が急落。8日引け後の決算発表で、21年3月期の連結業績予想を上方修正したが、いったん材料出尽くしの動き。株価は前日比440円安の5430円まで値を下げている。

 21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)は、売上高2214億4900万円(前年同期比3.4%増)、営業利益303億2600万円(同2.0%増)。20年3月から5月にかけて、新型コロナウイルス感染症の影響によりフィリピン、マレーシアの生産子会社における稼働制限が生じたため第1四半期(4-6月)は低調に推移したが、7月以降のスマートフォン向けや自動車向けなどの需要拡大により、増収・増益を確保した。これを踏まえ会社側は通期予想について、売上高を従来の2840億円から2950億円(前期比4.5%増)に、営業利益を340億円から380億円(同2.2%増)にそれぞれ引き上げている。

 午後2時37分現在の株価は160円安の5710円。

提供:モーニングスター社

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