日経平均は145円程度安、3万円割れスタートも下げ幅を縮小する動き=19日寄り付き

 19日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比145円程度安い3万90円前後で推移する。寄り付きに同265円50銭安の2万9970円59銭を付け、取引時間中としては、4日ぶりに3万円を割り込んだ。きのう18日の上値の重い展開や、現地18日の欧米株式が下落したこともあり、売りが先行した。ただ、その後は、下げ幅をやや縮小する動きにあるようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比110円安の3万120円だった。

 業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株が下落。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も安い。NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も軟調。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も下げている。

 個別では、マネパG<8732.T>、オープンドア<3926.T>、マネックスG<8698.T>、セレス<3696.T>、シンシア<7782.T>などが下落。半面、ダイヤHD<6699.T>、システムソフ<7527.T>、エスクロAJ<6093.T>、フェリシモ<3396.T>、KeePer<6036.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=105円台の半ば(18日終値は1ドル=105円81-82銭)、1ユーロ=127円台の後半(同127円47-51銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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