(再送)マザーズ・IPO株軟調も、将来の中核銘柄に狙い目
2021/2/24 16:44
東証マザーズ市場が弱含んでいる中で、特に昨年12月のIPO(新規上場)銘柄群の下落が目立っている。スタメン<4019.T>、ビートレンド<4020.T>、プレイド<4165.T>、かっこ<4166.T>、ココペリ<4167.T>、バルミューダ<6612.T>、インバウンドテック<7031.T>などだ。
一方、そうした中でも有望とみられるヤプリ<4168.T>を取り上げたい。同社はプログラミングの必要がない「ノーコード・アプリ」の開発プラットフォームを手掛け、オンリーワンのビジネスモデルが海外投資家からも注目されている。
株価は2月15日の前12月期決算(非連結)の発表をきっかけに売り込まれている。前期は売上高が23.9億円(前々期比38.9%増)、営業損益が5.9億円の赤字(前々期は7.9億円の赤字)だったが、今12月期は営業赤字が9億円前後へと拡大する計画。このことが、マーケットで嫌気された格好だ。
しかし、現段階での赤字拡大は、この類のビジネスモデルでは定石通りだ。できるだけ早く市場占有率を高めることが求められる投資フェーズにあるため、人件費や広告宣伝コストが膨らむのは当然だ。
目を付けるべき点はむしろ、売上総利益(粗利益)の推移である。前期に13.7億円と前々期比で48%伸び、今期は会社側の保守的な売上予想(31.7-32.3億円)に基づいても優に6割超拡大する可能性が高い。
株価は1月25日に7690円の高値を付けたあと、大幅な調整を挟んで5000円割れまで落ち込んだ。ただ、中・長期的な事業成長を鑑みれば、いずれ株価のケタが変わってくるだろう。東証マザーズのDX(デジタルトランスフォーメーション)中核銘柄として、また、市場再編後のグロース株の有力格として、1-2年後の飛躍が期待されるところだ。
提供:モーニングスター社
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