<米国株情報>ベライゾン、5G向けCバンド周波数帯を約4.8兆円で落札

株式

2021/2/26 10:11

 FCC(米連邦通信委員会)が25日に実施した5Gの周波数を割り当てるオークション「オークション107」で、通信大手ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>がネットワークで使われるミッドバンド(Cバンド)周波数帯(3.7GHz帯)を最高額となる約455億ドル(約4.8兆円)で落札した。

 入札はCバンドのうち、ブロードバンド無線サービスに適した280MHz幅で行われ、ベライゾンの落札額は2番目に大きかった同業大手AT&T<T>の234億ドルを大幅に上回り、全21業者の落札総額811億7000万ドルの半分以上を占めた。

 ベライゾンが落札したライセンス数は全体の62%相当の3511件。ベライゾンは5Gへの移行に必要な巨額な投資額を調達するため、21年までに年間100億ドルの経費削減を目指しており、18年から19年にかけて4万4000人の従業員を対象に自主退職を促す早期退職プログラムを実施していた。

 今回のオークションで、AT&Tの落札件数は1621件、独通信大手ドイツ・テレコム傘下のTモバイルUS<TMUS>は142件、93億ドルにとどまった。TモバイルUSは20年のスプリントの買収によりすでに多くのミッドバンド周波数帯を保有している。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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