<特集>3月の配当取り、狙い目は?(1)=金利動向を警戒しつつ、高配当銘柄をマーク

株式

2021/2/26 17:41

 長期金利上昇を嫌気して、米国株式市場が大幅安となり、26日の日経平均株価は急落。前日比1202円安の2万8966円で取引を終えた。25日米国市場ではNYダウが559ドル安、ハイテク株の下げがきつくなり、ナスダック総合指数が478ポイント、率にして3.5%の下落だった。ワクチンの普及や大型経済対策の効果から景気が上向くとの期待が高まり、物価や実質金利の上昇が警戒された。

 FRB(米連邦準備制度理事会)はインフレ目標の達成には時間がかかるとの認識を示し、金融緩和が長期化するとのメッセージを打ち出しているが、当面は内外の金利動向をめぐり、乱高下に注意が必要な状況が続きそうだ。その一方、国内では製造業を中心に企業業績の回復が確認され、来期以降の加速に期待が高まっている。3月末に向けては配当にも関心が高まりそうだ。今年は3月31日が期末の企業の場合、29日が権利付き最終日となる。警戒姿勢をとりつつ、期末に向け高配当銘柄をマークしたい。

提供:モーニングスター社

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