<特集>3月の配当取り、狙い目は?(3)=三井松島HD―来期の業績見通しなどを勘案し配当実施

株式

2021/2/26 17:43

 三井松島ホールディングス<1518.T>をマークしたい。同社は5日に、未定としていた21年3月期の期末一括配当を50円(前期実績50円)とした。26日終値1000円に対する配当利回りは5.00%で、東証1部の平均利回り1.62%に対して、高い利回りとなる。同社は同日に21年3月期の連結業績予想を修正し、売上高を545億円から553億円(前期比17.0%減)に、営業利益を2億円から14億円(同48.9%減)に引き上げた。一方、最終損益は7億円の黒字から32億円の赤字(前期は)に転落する見込みとした。豪州リデル既存鉱区の固定資産減損や、インドネシアのGDM社に対する貸倒引当金を計上したことが影響する。同社では、キャッシュの流出を伴わない一過性の特別損失が主因であることや、来期の業績見通しなどを勘案し、総合的な観点から配当額を決定したとしている。

 株価は、25日に直近高値となる1033円を付ける場面がみられたが、PBRは0.4倍台で、解散価値とされる1倍を割り込んでおり、割高感はない。

提供:モーニングスター社

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