<特集>3月の配当取り、狙い目は?(4)=三住道路―建設事業で採算好転、割り負け感も強い

株式

2021/2/26 17:44

 三井住建道路<1776.T>に狙い目がある。21年3月期末配当は一括で28円(前期末は26円)を予定。10日に通期連結利益予想の上方修正とともに、配当予想額を前回の26円から増額した経緯がある。同利回りは2.91%と同じ東証2部銘柄平均の1.76%(25日現在)を1ポイント強上回るもので、先行き配当狙いの買いを誘う可能性がある。

 今期連結業績予想は、売上高が前回予想比12億3000万円減の335億7000万円(前期比0.6%増)と目減りするが、これは一部大型工事の進ちょくが遅れたことによるもで、一時的な要因だ。一方、営業利益は同3億4000万円増の17億9000万円(同11.5%増)に引き上げられた。建設事業において受注時利益確保の徹底とともに、設計変更工事の獲得や工事採算管理の向上などにより、採算が好転してくる。

 株価は、25日移動平均線に沿った形で比較的穏当な上昇波動を形成中で、PER7倍台、PBR0.7倍台と割り負け感も強く、一段高期待がある。

提供:モーニングスター社

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