<米国株情報>FDAがJ&J製ワクチンの緊急使用を許可

株式

2021/3/1 10:52

 ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)<JNJ>は2月27日、新型コロナウイルスワクチンの緊急使用について、FDA(米食品医薬品局)が18歳以上の成人への使用を条件に許可したことを明らかにした。米国での緊急使用許可は米医薬品大手ファイザー<PFE>と米バイオ医薬品大手モデルナ<MRNA>に続き、3社目となる。

 J&Jのワクチンは従来型に対する有効性が66%と、ファイザー製やモデルナ製の約95%に比べると低いが、J&J製はセ氏2-8度の冷蔵保管が可能なうえ、ワクチン接種を1回としており、2回接種が必要なファイザー製やモデルナ製に比べ、迅速な接種が可能になるとみられている。今後、J&Jでは4月までに1億本のワクチンを生産し、21年中に全世界向けに10億本を供給する計画だ。

 経済専門チャンネルCNBC(電子版)によると、J&Jは2月26日、ワクチン接種後の副反応について、2人の治験者に重いアレルギー症状が現れ、そのうち、南アフリカの1人には生命を脅かす恐れがあるアナフィラキシー反応が出たと報告していた。CDC(米疾病管理予防センター)の発表によれば、ファイザー製ワクチンでも2回接種後、46人がアナフィラキシー反応を示し、モデルナ製ワクチンでは2回目接種後で16人に同様な反応が出た。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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