日経平均は53円程度高、買い先行後は上値が重い展開に=3日寄り付き

 3日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比53円程度高い2万9461円前後で推移する。午前9時12分には、同130円59銭高の2万9538円76銭を付けている。きのう2日に大幅反落した反動や、時間外取引で米株価指数が上昇していることもあり、買い優勢スタートとなった。ただ、戻り待ちの売りの売りが控えているもようで、上値の重い展開となっている。現地2日の米国株式市場では、NYダウが反落し、ナスダック総合指数は3日ぶりに反落した。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所清算値比30円高の2万9520円だった。

 業種別では、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株が上昇。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も高い。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も堅調。AGC<5201.T>、太平洋セメ<5233.T>などのガラス土石株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も上げている。

 個別では、ナルミヤ<9275.T>、寿スピリッツ<2222.T>、石原産<4028.T>、ひらまつ<2764.T>、稀元素<4082.T>などが上昇。半面、ヒマラヤ<7514.T>、サンデンHD<6444.T>、GDO<3319.T>、神栄<3004.T>、ポピンズHD<7358.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=106円台の後半(2日は1ドル=106円84-86銭)、1ユーロ=129円前後(同128円29-33銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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