日経平均は492円程度安、弱い動きが継続、時間外取引での米株価指数先物の下落も重し=5日寄り付き

 5日午前9時25分すぎの日経平均株価は、前日比492円程度安い2万8437円前後で推移する。午前9時24分には、同510円06銭安の2万8420円05銭を付けている。きのう4日に大幅反落した弱い動きが継続し、現地4日の米国株式市場で、NYダウ、ナスダック総合指数がともに3日続落したことから、売りが先行。手がかり難のなか、時間外取引で米株価指数先物が下落していることもあり、下値模索の展開となっているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所清算値比80円安の2万8900円だった。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株が下落。NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も安い。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、ソニー<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株も軟調。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株も下げている。

 個別では、ラクーンHD<3031.T>、インソース<6200.T>、オイラ大地<3182.T>、シルバーライフ<9262.T>、日立造<7004.T>などが下落。半面、国際帝石<1605.T>、新家工<7305.T>、積水ハウス<1928.T>、サインポスト<3996.T>、石油資源<1662.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時25分時点で、1ドル=107円台の後半(4日は1ドル=107円15-16銭)、1ユーロ=129円台の前半(同129円14-18銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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