5日の東京外国為替市場=ドル・円、20年7月以来の108円台乗せ

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2021/3/5 15:04

 5日の東京外国為替市場でドル・円は、20年7月以来の1ドル=108円台に乗せた。

 前日にパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が講演し、足元の米長期金利上昇について「注意を惹いた」と語ったものの、市場の期待ほど金利上昇を抑制する発言ではなかったとして米長期金利が上昇したのを背景に、5日東京時間の朝方にドル・円は108円をタッチ。株式市場が始まり、日経平均株価の朝寄り安から下げ幅を広げるとともに、ドル・円は107円80銭近辺まで下押しした。

 午前中は107円台後半でもみ合ったが、午後に入り、黒田日銀総裁の国会答弁を受けて日本の長期金利が低下すると、日米金利差拡大を意識したドル買いが強まり、ドル・円は108円を上抜け、20年7月以来の1ドル=108円台に乗せとなった。

 15時現在、108円10銭となっている。

提供:モーニングスター社

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