富士通、洪水時の河川水位を予測するAI水管理予測システムを開発し販売

株式

2021/3/5 16:52

 富士通<6702.T>は4日、過去の雨量や水位データと気象関連機関が配信する数時間先の気象データ(降雨予測)から、洪水時の河川水位を予測するシステム「FUJITSU Public Sector Solution Social Century Resilience AI水管理予測システムpowered by Zinrai」(AI水管理予測システム)を開発し、同日から販売すると発表した。

 同システムは、雨量や水位などの過去の観測データを機械学習させた水位予測モデル(数理モデル)により、河川測量が実施されていない地点や、水位計などの観測設備が近年整備され水位データが少ない中小規模の河川についても、リアルタイムで水位予測を可能とした。また、河川改修や洪水などに伴う環境変化に対しても、変化後の雨量や水位の少量のデータを用いて再学習させることで、水位予測モデルを短期間で最適化することができるという。

 5日の終値は、前日比85円安の1万5255円。

提供:モーニングスター社

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