双日が小動き、大和証は「2」・目標株価340円に引き上げ

株式

2021/3/5 16:55

 双日<2768.T>が小動き。大和証券では4日付で、投資判断を「3」(中立)から「2」(アウトパフォーム)に、目標株価を260円から340円に、それぞれ引き上げている。

 注目点として、(1)総合商社セクター内での配当利回りで割安感がある(2)ESG改善意識の高さ、取締役の社外比率の高さ、火力発電事業のエクスポージャーが少ないのも評価ポイント(3)金属・資源の影響を除いた潜在成長力の高さ(4)現行の中期経営計画の透明性の高さ、株主との対話を重視する姿勢を評価、総合商社特有のコングロマリット・ディスカウントの低減に有効であるため――などを挙げている。

 目標株価340円は、22年3月期同証券予想BPS556円に対して同証券想定妥当PBR0.61倍を乗じて算出されている。同証券では連結純利益、配当予想を上方修正。連結純利益は、21年3月期320億円(前期は608億2100万円、従来320億円、会社側計画は300億円)、22年3月期480億円(従来430億円)、23年3月期540億円(同540億円)と試算。配当予想については、21年3月期22年3月期について、1株当たり11円から同13円に引き上げている。

 5日の終値は、前日比4円高の295円。

提供:モーニングスター社

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