(再送)日経平均は61円高と3日ぶり反発、米雇用改善に米株高で買い先行、一巡後は上げ幅縮小=8日前場
8日前場の日経平均株価は前週末比61円71銭高の2万8926円03銭と3営業日ぶりに反発。朝方は、買いが先行した。米2月雇用統計の改善を背景に前週末の米国株式が大幅反発した流れを受け、前場早々に2万9255円90銭(前週末比391円58銭高)まで上昇した。いったん伸び悩んだ後、持ち直す場面もあったが、買い進む動きにはつながらず、その後は前引けにかけて上げ幅縮小の流れとなった。米長期金利上昇への警戒感とともに時間外取引の米ナスダック先物が安く重しとして意識された。
東証1部の出来高は8億767万株、売買代金は1兆4660億円。騰落銘柄数は値上がり1341銘柄、値下がり736銘柄、変わらず117銘柄。
市場からは「週末のメジャーSQ(特別清算指数)算出に向けて売られやすく、FOMC(米連邦公開市場委員会、16-17日開催)を控えて金利上昇リスクもあり、再度調整する可能性がある」(銀行系証券)との声が聞かれた。
業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株が上昇。ENEOS<5020.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株も堅調。野村<8604.T>、マネックスG<8698.T>などの証券商品先物株も高い。東京海上<8766.T>、第一生命HD<8750.T>などの保険株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、りそなHD<8308.T>などの銀行株も買われた。東電力HD<9501.T>、九州電力<9508.T>などの電気ガス株も値を上げた。
半面、任天堂<7974.T>、ピジョン<7956.T>などのその他製品株が軟調。ブリヂス<5108.T>、TOYO<5105.T>などのゴム製品株も安い。アドバンテス<6857.T>、リコー<7752.T>、シャープ<6753.T>などの電機株や、川崎汽<9107.T>などの海運株も売られた。
個別では、宮越HD<6620.T>が一時ストップ高(その後同値カイ気配)となり、アイル<3854.T>、システムソフト<7527.T>、大豊工業<6470.T>、スマートバリュー<9417.T>などの上げも目立った。半面、ウインパトナ<3183.T>、イーレックス<9517.T>、オーケストラ<6533.T>、レノバ<9519.T>、Sサイエンス<5721.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、27業種が上昇した。
提供:モーニングスター社
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