日経平均は121円安と3日続落、下げに転じる、米ナスダック先物安や上海・香港株安など重し=8日後場

 8日後場の日経平均株価は前週末比121円07銭安の2万8743円25銭と3営業日続落。朝方は、買いが先行していた。米2月雇用統計の改善を背景に前週末の米国株式が大幅反発した流れを受け、前場早々に2万9255円90銭(前週末比391円58銭高)まで上昇する場面があった。ただ、買いは続かず、次第に軟化。米長期金利上昇への警戒感とともに時間外取引の米ナスダック先物が値を下げ、中国上海総合指数や上海総合指数の下落なども重しとなり、後場に入り下げに転じた。売りが続き、終盤には2万8644円26銭(同220円06銭安)まで下押した。その後下げ渋ったが、戻りは限定された。

 東証1部の出来高は15億1102万株、売買代金は2兆9862億円。騰落銘柄数は値上がり1211銘柄、値下がり889銘柄、変わらず94銘柄。

 市場からは「米金利高止まりで上は買えない状況だ。米ナスダック先物が値を下げ、米ダウ先物も値を消し、連動した動きだ。週末にメジャーSQ(特別清算指数)算出、来週16-17日にはFOMC(米連邦公開市場委員会)を控え、警戒感が強まりつつある」(準大手証券)との声が聞かれた。

 業種別では、任天堂<7974.T>、ピジョン<7956.T>などのその他製品株が軟調。アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>、TDK<6762.T>などの電機株も売られた。ブリヂス<5108.T>、TOYO<5105.T>などのゴム製品株やも安い。エムスリー<2413.T>、サイバー<4751.T>などのサービス株や、ソフバンG<9984.T>、NTTデータ<9613.T>などの情報通信株も値を下げた。ダイキン<6367.T>、菱重工<7011.T>などの機械株や、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>などの海運株もさえない。

 半面、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株が上昇。ENEOS<5020.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株も堅調。東京海上<8766.T>、かんぽ生命<7181.T>などの保険株や、東電力HD<9501.T>、九州電力<9508.T>などの電気ガス株も値を上げた。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、野村<8604.T>、大和証G<8601.T>などの証券商品先物株も買われた。

 個別では、ウインパトナ<3183.T>、ファーマF<2929.T>、オーケストラ<6533.T>、レノバ<9519.T>、ポピンズHD<7358.T>などの下げが目立った。半面、宮越HD<6620.T>がストップ高となり、アイル<3854.T>、システムソフ<7527.T>、大豊工業<6470.T>、PCIHD<3918.T>などの上げも目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、21業種が上昇した。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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