<新興国eye>ブラジル中銀週報:17日会合時の政策金利見通しを2.50%に引き上げ

新興国

2021/3/16 10:01

 ブラジル中央銀行が15日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀の次回3月16-17日会合時点の政策金利の見通しは前週予想の2.25%から2.50%に引き上げられた。1カ月前は2.00%だった。21年末時点の見通しも前週予想の4.00%から4.50%に引き上げられた。1カ月前は3.75%だった。22年末時点の見通しは前週予想の5.50%に据え置かれた。1カ月前は5.00%だった。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た21年のインフレ見通しは前週予想の3.98%上昇から4.60%上昇に引き上げられた。引き上げは10週連続、1カ月前の予想は3.62%上昇だった。22年の見通しは前週予想の3.50%上昇に据え置かれた。据え置きは2週連続、1カ月前の予想は3.49%上昇だった。

 21年実質GDP(国内総生産)見通しは前週予想の対前年比3.26%増から3.23%増に下方修正された。下方修正は2週連続、1カ月前の予想は3.43%増だった。また、22年の見通しも前週予想の2.48%増から2.39%増に下方修正された。下方修正は2週連続、1カ月前の予想は2.50%増だった。

 為替レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の1ドル=5.15レアルから5.30レアルに引き上げられた。引き上げは4週連続、1カ月前の予想は5.01レアルだった。22年末時点の見通しも前週予想の5.13レアルから5.20レアルに引き上げられた。引き上げは3週連続、1カ月前は5.00レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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