<新興国eye>前週のロシアRTS指数、対ロ制裁懸念や原油安を受け3週ぶり反落=BRICs市況
2021/3/22 12:32
前週(15-19日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の19日終値が前日比0.99%安の1474.05と3日続落し、前週比でも2.99%安と、3週ぶりに急反落した。
週明け15日の指数は買い優勢で始まり、16日も値を上がりし、4営業日続伸した。
週前半は、バイデン米大統領が前の週末、1兆9000億ドルの追加景気刺激策を盛り込んだ経済対策法に署名したことが好感されたほか、石油・天然ガス業界向け鋼管大手パイプ・メタラージカルが大幅増配を発表して急騰、指数の上げを主導した。
17日は反落し、週末19日まで3営業日続落した。
17日は、海外市場が軟調となったことや、米国の対ロ制裁懸念が浮上したほか、ブレント原油先物が1バレル=68ドルを割り込んだこともなどが嫌気された。
18日は、原油先物価格が65ドルにまで下げ幅を広げたことや、米長期金利急伸への警戒感が広がり、売り優勢となった。
19日は、原油先物価格が61.5ドルを割り込み急落したほか、米長期金利の上昇でFRB(米連邦準備制度理事会)による金融引き締め懸念が強まり、売りが一段と強まった。
今週(22-26日)のロシア市場は引き続き、新型コロナ感染や変異ウイルス、ワクチン接種などの動向、世界経済、特に米国の景気対策や長期金利の動向、対ロ制裁、ロシア国内の景気対策や原油価格、ルーブル相場、主要企業の四半期決算、反体制派指導者ナワリヌイ氏の動向などが焦点となる。このほか、原油価格に影響を与える23日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や24日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。主な国内経済指標の発表予定はない。指数は1400-1520ポイントの弱い値動きが予想される。
<関連銘柄>
RTS連動<1324.T>、iSエマジン<1582.T>、iS新興国<1362.T>、
WTI原油<1671.T>、ガス<1689.T>、原油<1690.T>、
野村原油<1699.T>、iエネルギー<2024.T>
提供:モーニングスター社
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