<新興国eye>ブラジル中銀週報:21年末時点の政策金利見通しを5.00%に引き上げ

新興国

2021/3/23 11:58

 ブラジル中央銀行が22日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀の21年末時点の見通しは前週予想の4.50%から5.00%に引き上げられた。引き上げは2週連続、1カ月前は4.00%だった。22年末時点の見通しも前週予想の5.50%から6.00%に引き上げられた。1カ月前は5.00%だった。次回5月4-5日会合時点の見通しは前週予想の3.00%に据え置かれた。1カ月前は2.50%だった。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た21年のインフレ見通しは前週予想の4.60%上昇から4.71%上昇に引き上げられた。引き上げは11週連続、1カ月前の予想は3.82%上昇だった。22年の見通しも前週予想の3.50%上昇から3.51%上昇に引き上げられた。1カ月前の予想は3.49%上昇だった。

 21年実質GDP(国内総生産)見通しは前週予想の対前年比3.23%増から3.22%増に下方修正された。下方修正は3週連続、1カ月前の予想は3.29%増だった。また、22年の見通しは前週予想の2.39%増に据え置かれた。1カ月前の予想は2.50%増だった。

 為替レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の1ドル=5.30レアルに据え置かれた。1カ月前の予想は5.05レアルだった。22年末時点の見通しは前週予想の5.20レアルから5.25レアルに引き上げられた。引き上げは4週連続、1カ月前は5.00レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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