宇部興、深海インフラ構築に向けたセメント硬化体の力学特性の評価手法を確立し実海域でデータ計測を開始
2021/3/29 16:26
宇部興産<4208.T>は前週末26日、港湾空港技術研究所、海洋研究開発機構、東京工業大学および東京海洋大学の研究グループと共同で、深海インフラ構築に向けたセメント硬化体の力学特性の評価手法を確立し、世界初の実海域におけるデータ計測を開始したと発表した。
今回研究は、高水圧が短期間および長期間にわたって作用することで、セメント硬化体がどのように変形していくかを明らかにすることを目的とする。深海と同等の高水圧の水槽を利用した実験では、実際の構造物のスケールで起こりうる現象や実際の潮流・生物付着などの影響が再現できないことから、硬化体内部に生じる圧力やひずみを深海底で連続計測する方法を確立。これにより、深海で起こっている現象だけを抽出してデータを分析、考察することが可能になるという。
29日の終値は、前週末比19円安の2447円。
提供:モーニングスター社
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