<相場の読み筋>4月6日

2021/4/6 7:26

 5日の米国株式は、NYダウが前週1日終値比373.98ドル高の3万3527.19ドルと続伸、ナスダック総合指数が同225.487ポイント高の1万3705.593ポイントと3日続伸して取引を終了。NYダウは、3月29日に付けた終値ベースの史上最高値(3万3171.37ドル)を1週間ぶりに更新した。出来高概算は、NY市場が8億6923万株、ナスダック市場が42億6461万株だった。休場だった前週末2日に発表された米3月雇用統計で、非農業部門雇用者数が市場予想を上回った。また、5日に発表された米3月ISM(サプライマネジメント協会)非製造業景況指数が63.7となり、市場予想平均の59.0を上回り、過去最高となったことが好感された。NYダウ採用銘柄では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>やインテル<INTC>、ウォルマート<WMT>などが、値上がり率の上位に入っている。

 6日の東京株式は続伸後、上値の重い展開か。日経平均株価は、好調な地合いのなか、現地5日の米国株式が上昇したこともあり、買い先行スタートとなりそう。ただ、きのう5日の上昇は、時間外取引で米株価指数先物が上げていたことを支えとしていただけに、買い一巡後は、戻り待ちの売りに押される場面も想定される。終値ベースで3万円台を維持できる否かが注目されそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の前半(5日は110円63-64銭)と円高方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の前半(同129円92-96銭)と小動き。5日のADR(米国預託証券)は円換算値で、パナソニック<6752.T>、キーエンス<6861.T>、トヨタ<7203.T>などが、5日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所清算値比105円高の3万185円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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