カネカが続伸、三菱UFJモルガン証は「オーバーウエート」・目標株価5600円に引き上げ

株式

2021/4/8 16:05

 カネカ<4118.T>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では7日付で、レーティングを「アンダーウエート」(弱気)から「オーバーウエート」(強気)に、目標株価を2460円から5600円に、それぞれ引き上げている。

 同証券では業績予想を上方修正、あわせて目標株価を5600円に引き上げるとしている。21年3月期は、第1四半期(20年4-6月)に大幅な減益になったものの、第2四半期(20年7-9月)以降は想定以上の回復を示しており、Material SU(ソリューションユニット)においては、医療用手袋向けのペースト塩ビなどが大きく貢献したとみられると指摘。22年3月期は、Material SUに加え、QoL SUも増益が期待できることから、営業利益はブルームバーグコンセンサス331億円を上回るとみているという。

 ESGやSDGsの観点からは、100%植物由来の生分解性ポリマーPHBH「Green Planet」が注目できるとし、競合企業並みの単価設定であれば「Green Planet」は売上高営業利益率20%超が実現可能とみるとしている。

 同証券では連結営業利益について、21年3月期255億円(前期比2%減、従来146億円、会社側計画は250億円)、22年3月期360億円(従来233億円)、23年3月期400億円(同266億円)と試算している。

 8日の終値は、前日比195円高の4695円。

提供:モーニングスター社

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