<新興国eye>米ゴールドマン、インドGDP見通しを下方修正

新興国

2021/4/9 11:03

 米証券大手ゴールドマン・サックスは6日、顧客向けリポートで、インドでの新型コロナ感染再拡大を受け、同国の4-6月期GDP(国内総生産)見通しを従来予想の前年比33.4%増から同31.3%増に下方修正したことを明らかにした。米経済専門チャンネルCNBC(電子版)が伝えた。

 インドの1日当たりの新規感染者数は5日、10万3000人超と、第1波感染拡大のピークだった20年9月以来7カ月ぶりに10万人を突破した。7日は9万6982人にやや後退したが、ゴールドマンはインドが現在、第2波感染拡大のピークに入ったとし、4-6月期のインド経済は経済活動規制の強化により、個人消費が抑制され、4-6月期は前期比で12.2%減に、大きく後退するとみている。

 ゴールドマンはインド経済が7-9月期以降、ワクチン接種の進展により、急回復すると予想しているが、それでも21年度通期(21年4月-22年3月)のGDP見通しを従来予想の12.3%増から11.7%増に下方修正した。インドでのワクチン接種は6日現在で、1月の開始以来、計8400万回超分となっている

<関連銘柄>

 上場インド<1549.T>、インドNIF<1678.T>、インドブル<2046.T>、

 インドベア<2047.T>、iSエマジン<1582.T>

提供:モーニングスター社

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