日経平均は59円高と反発、大引けにかけ上げ幅縮小、アジア株安も重し=9日後場

 9日後場の日経平均株価は前日比59円08銭高の2万9768円06銭と反発。朝方は、買いが先行した。米長期金利の低下を背景に8日の米国株式市場で主要3指数が上昇した流れを受け、一時3万64円35銭(前日比355円37銭高)まで上昇した。ただ、3万円乗せ後は利益確定売りに傾き伸び悩んだ。中国・上海総合指数や香港ハンセン指数などのアジア株安も重しとなり、大引けにかけて上げ幅を縮小した。なお、この日算出の日経平均先物ミニ・オプション4月限のSQ(特別清算指数)値は2万9909円73銭。

 東証1部の出来高は11億2338万株、売買代金は2兆7555億円。騰落銘柄数は値上がり1293銘柄、値下がり792銘柄、変わらず105銘柄。

 市場からは「だんだん上値が重くなってきている。表面化した材料は一通り織り込み、インパクトのある新規材料が飛び出さないと上を買えない状況だ。決算発表で個別株物色が強まっても全体を押し上げるほどのパワーはないだろう」(準大手証券)との声が聞かれた。

 業種別では、オリンパス<7733.T>、テルモ<4543.T>などの精密株が上昇。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株も高い。JPX<8697.T>、アコム<8572.T>などのその他金融株や、東電力HD<9501.T>、東北電力<9506.T>などの電気ガス株も堅調。日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も引き締まった。野村<8604.T>、マネックスG<8698.T>などの証券商品先物株も値を上げ、アドバンテスト<6857.T>、ソニーG<6758.T>、京セラ<6971.T>などの電機株も買われた。

 半面、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が軟調。日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株や、住友鉱<5713.T>、三井金<5706.T>などの非鉄金属株も安い。ファーストリテ<9983.T>、7&iHD<3382.T>などの小売株も売られ、T&DHD<8795.T>、第一生命HD<8750.T>などの保険株も値を下げた。

 個別では、インテリクス<8940.T>がストップ高となり、C&R社<4763.T>、SHIFT<3697.T>、UNEXTH<9418.T>、コジマ<7513.T>などの上げも目立った。半面、北興化<4992.T>、東芝<6502.T>、ローソン<2651.T>、東京機<6335.T>、サンケン<6707.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、24業種が上昇した。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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