<特集>需要堅調のソフトウエア関連(3)=東計電算―さまざまな業態へ販売管理システムを提供

株式

2021/4/9 17:03

 情報処理やテレワーク支援などのソフト開発を手がける東計電算<4746.T>をマークしたい。21年12月期の連結業績は、売上高171億3600万円(前期比8.1%増)、営業利益35億6700万円(同22.9%増)を予想する。キャッシュレス決済の利用拡大や、モバイル機器を活用したテレワーク、情報システムのクラウド化などが同時進行するとみられるなか、システム開発の需要は今後も堅調に推移するとみられる。また、さまざまな業態へ販売管理システムを提供するほか、コロナ禍で先行の景気動向が読みづらいなか、在庫管理や販売状況の把握などの業務管理系の需要が増加するとみられ、同社の活躍する場面も増えそう。

 株価は、3月22日に年初来高値となる4625円を付けた後、利益確定売りに押される場面がみられたものの、25日移動平均線(9日時点で4465円)を支えに堅調な推移となっている。同社のPERは14.8倍、PBRは1.5倍となっている。同社が属する情報通信業をみると、平均PERは18.6倍、同PBRは1.8倍にあり、割高感はない。

提供:モーニングスター社

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