キャリアLが21年2月期決算を発表、大幅な増収増益を達成

株式

2021/4/15 9:53

 キャリアリンク<6070.T>が14日大引け後、2021年2月期決算を発表した。

 連結売上高は302億7600万円(前期比43.5%増)、営業利益は27億2900万円(同3.9倍)、経常利益は27億7200万円(同4.0倍)、純利益は20億5300万円(3.9倍)で、大幅な増収増益となった。期末一括配当は20円(前期実績10円)。

 同社はBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)関連事業を中心に、CRM(顧客関係管理)関連事業、一般事務事業、営業支援事業など、人材派遣、人材紹介サービスを手掛けている。20年2月期は新型コロナウイルス感染症拡大による影響があったものの、主力のBPOを中心に新規案件の受注獲得に努め、大型BPO案件などを予想以上に受注した。収益率の高い新規大型BPO案件の受注により、特に利益面が大きく伸びた。

 一方、今期は決算期を変更し、従来の2月から3月とする。そのため、22年3月期は13カ月の変則決算となり、売上高は390億円、営業利益は28億3000万円、経常利益は28億4000万円、純利益は20億8000万円になる見通しだ。期末一括配当は20円を見込んでいる。

 22年3月期も引き続き新規BPO案件の積極的な受注獲得に取り組む。一時は新型コロナの影響を受けた製造系人材サービス事業、営業系人材サービス事業については、21年2月期の後半から受注が回復しつつあり、新規案件の受注もあることから、前期以上の受注獲得が期待できる。

提供:モーニングスター社

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