<米国株情報>J&J製ワクチンの一時停止勧告を受け航空・観光セクターが上値重い

株式

2021/4/15 10:23

 ユナイテッド航空ホールディングス<UAL>などの航空株やカーニバル・コーポレーション<CCL>などの客船株のほか、マリオット・インターナショナル<MAR>といったホテル株の一角が上値の重い展開となっている。

 FDA(米食品医薬品局)とCDC(疾病予防管理センター)が13日にジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>製の新型コロナウイルスワクチンの使用を一時停止することを勧告する声明を発表。2回接種を求めている他社製ワクチンが多いなか、J&Jのワクチンは1度の接種としていることからワクチンの普及が加速するとの見方があったが、一時停止勧告を受けて過度の期待が後退した。

 共同声明によれば、J&J製ワクチンの接種を受けた18歳から48歳の6人の女性が接種の6-13日後に血栓症を引き起こしたため、ワクチンとの因果関係の調査を開始した。J&Jは、「明確な因果関係は認められていない」との声明文を発表した。また、J&J製ワクチンは12日までに680万人超が接種しており、米国の専門家などは「因果関係があったとしても(症状ができるのは)非常にまれ」としている。

 米政府のザイエンツ新型コロナ対策調整官は13日の会見で、「ワクチン接種の計画に大きな影響はない」と述べている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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