日経平均は39円高と小幅続伸、米国株高を受け買い先行、高寄り後に下げ転換の場面も持ち直す=16日前場

 16日前場の日経平均株価は前日比39円97銭高の2万9682円66銭と小幅続伸。朝方は、買いが先行した。好調な米経済指標を背景に15日の米国株式市場でNYダウが最高値を更新し、ナスダック総合指数が反発した流れを受け、2万9789円08銭(前日比146円39銭高)と高く寄り付いた。ただ、国内での新型コロナウイルス感染拡大への警戒感もあり、一巡後は株価指数先物売りを交えて下げに転じ、一時2万9621円83銭(同20円86銭安)まで軟化した。その後、プラス圏に切り返した後、再び小安くなる場面もあったが、前引けにかけて持ち直し、小高い水準で推移した。日本時間午前11時に中国1-3月期GDP(国内総生産)などの中国経済指標が発表され、重しとして意識された場面もあったが、影響は限定された。

 東証1部の出来高は4億4158万株、売買代金は9663億円。騰落銘柄数は値上がり936銘柄、値下がり1107銘柄、変わらず136銘柄。

 市場からは「中国GDPが市場予想に届かず、売りを誘った面もあろうが、基本的には決算を見るまで動けない状況だ。また、日米首脳会談による対中国問題の内容によっては日本にマイナス作用するとの見方も重しとして意識されているようだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が堅調。オリンパス<7733.T>、テルモ<4543.T>などの精密株も高い。三井不<8801.T>、野村不HD<3231.T>などの不動産株も買われた。凸版<7911.T>、ヤマハ<7951.T>などのその他製品株も値を上げた。サカタのタネ<1377.T>などの水産農林株や、スクエニHD<9684.T>、東宝<9602.T>などの情報通信株も引き締まった。

 半面、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株が軟調。LIXIL<5938.T>、洋缶HD<5901.T>などの金属製品株や、住友鉱<5713.T>、フジクラ<5803.T>などの非鉄金属株も安い。東電力HD<9501.T>、関西電力<9503.T>などの電気ガス株も売られた。

 個別では、HIOKI<6866.T>がストップ高となり、東洋機械<6210.T>、スクエニHD<9684.T>、長野計器<7715.T>、紀文食品<2933.T>、ブロンコB<3091.T>などの上げも目立った。半面、ヨシムラFH<2884.T>、東京個別<4745.T>、東芝<6502.T>、アゴーラHG<9704.T>、アーレスティ<5852.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、18業種が下落した。

提供:モーニングスター社

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