19日の債券市場見通し=下げ渋りの展開か

債券

2021/4/19 8:24

予想レンジ:債券先物中心限月(21年6月限)151.30円-151.50円、長期国債利回り0.075%-0.085%

 19日の債券市場は下げ渋りの展開か。前週末の米国債は横ばいだった。米経済指標が高い水準で推移し、NYダウ(終値は前日比164ドル高)だったが、「米国債が底堅さを維持したのは、緩和政策の長期化観測が改めて広がったため」(銀行系証券)という。

 国内市場では、日経平均株価が強含みに推移すれば、売り圧力が強まりそうだ。ただ、好需給環境が下値を支え、下げ渋りの展開となりそうだ。「今月28日に予定されるオペ紙(長期国債買い入れの月間予定)での日銀による買い入れ減額に対する警戒意識が上値を抑えるが、米国債市場で金利先高観が後退していることは、円債の一定の買い安心感につながりそうだ」(同)と指摘する。

提供:モーニングスター社

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