28日の債券市場見通し=下げ渋りの展開か

債券

2021/4/28 8:41

予想レンジ:債券先物中心限月(21年6月限)151.30円-151.50円、長期国債利回り0.075%-0.085%

 28日の債券市場は下げ渋りの展開か。

 前日の米国債は下落した。米7年国債入札は無難に通過したが、4月米消費者信頼感指数が好結果となったことで売り圧力が掛かった。「翌日(日本時間29日午前3時)に公表されるFOMC(米連邦公開市場委員会)結果への警戒感も上値を重くした。

 国内市場では、先物・夜間取引が米国債に連れ安して安値引け。「米長期金利が約1週間ぶりに1.6%台に乗せたことが心理的な重しになった」(銀行系証券)という。財務省が実施する2年国債入札は波乱なく通過しそうだが、「17時公表の日銀オペ紙(長期国債買い入れの月間予定)5月分が、2カ月連続の買入減額が決まれば、一時的に債券売りが膨らむ可能性がある」(同)と指摘する。大型連休を控え、方向感が出にくく、過度に売られる可能性は低いようだ。

提供:モーニングスター社

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