米マイクロソフトは急落、第3四半期は好業績も見通し示さず

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2021/4/28 9:32

 米マイクロソフト<MSFT>は27日の時間外取引で、日中終値比で一時4%近く急落し、2.62%安の255.10ドルで取引を終えた。27日引け後に発表した21年6月期第3四半期(1-3月)の決算は、売上高、1株当たり利益(EPS)ともに市場予想を上回る好結果だったが、第4四半期(4-6月)の見通しを示さなかったことが利益確定売りを誘ったようだ。連日で52週高値を更新するなど足元の株価が強含みで推移していたことから、高値警戒感も意識されていた。

 第3四半期の売上高は前年同期比19%増の417億ドル、純利益は同44%増の154億6000万ドルと、大幅な増収増益を達成。一時的な税効果を控除した調整後の希薄化後EPSは1.95ドルとなり、売上高、EPSともに市場予想を上回った。

 コロナ禍におけるテレワーク向け需要の拡大により、中核事業である急成長分野の「ウィンドウズ・アジュール・プラットフォーム」事業を中心としたインテリジェント・クラウドサービス部門の売上高が前年比23%増の151億ドルと好調だった。

 また、個人用PC事業部門(ゲーム機のXboxシリーズ含む)の売上高は同19%増の130億4000万ドル、クラウドベースの企業向けグループウェアソフト「オフィス365」などのソフト事業や傘下のビジネス向け交流サイト大手リンクトインを含むプロダクティビティ・アンド・プロセス部門は同15%増の136億ドルと、いずれも堅調だった。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

(イメージ写真提供:123RF)

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