海運株に買い先行、ばら積み船指数が11年ぶり3000ポイント台回復

株式

2021/4/30 9:09

 日本郵船<9101.T>や商船三井<9104.T>など海運株に買いが先行した。鉄鉱石などを運ぶばら積み船運賃の総合指標のバルチック海運指数(BDI)の上昇が材料視された。

 BDIは29日に、前日比1.7%高の3007ポイントに上昇した。3000ポイント台回復は2010年6月以来約11年ぶり。今年の最低値(2月10日の1303ポイント)と比べて2.3倍になっている。活発な資源の海上荷動きを反映し、海運会社の事業環境に追い風が吹いている。

 郵船、商船三井はそれぞれ前営業日比で3.9%、3.3%上昇し、川崎汽船<9107.T>は年初来高値を更新した。このほかNSユナイテッド海運<9110.T>も買われている。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ