米アップルは小幅安、第2四半期は好業績も半導体の不足懸念が重し

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米決算

2021/4/30 10:16

 米アップル<AAPL>は29日、0.07%安の133.48ドルで引けた。朝方に2.61%高の137.07ドルを付けたものの買いは続かなかった。28日引け後に発表した21年9月期第2四半期(1-3月)の決算は良好な内容だったものの、半導体供給のひっ迫懸念などが重しになったとの見方があった。

 第2四半期の売上高は前年同期比54%増の896億ドル、純利益は同2.1倍の236億ドル、希薄化後1株当たり利益(EPS)も同2.2倍の1.40ドルと、大幅な増収増益となり、売上高、EPSともに市場予想を上回った。売上高は年末商戦期以外の四半期決算で過去最高という。

 売上高の主な内訳は、主力のiPhoneシリーズが同66%増の479億4000万ドルとなった。楽曲のストリーミング配信サービスやデータ共有サービス、スマートフォン向け電子決済サービスなどのサービス部門の売上は同27%増の169億ドルだった。iPadは同79%増の78億ドル、iMacは同70%増の91億ドル、アップル・ウォッチは同24%増の78億4000万ドルだった。

 地域別の売上高は米国が同35%増の343億ドル、欧州が同56%増の222億6000万ドル、中国が同87%増の177億3000万ドル、日本は同49%増の77億4000万ドル、日本を除いたアジア太平洋が同94%増の75億4000万ドルだった。

 第3四半期(4-6月)については、売上高が前年同期比で2ケタの伸びになると予想したが、半導体不足が30億-40億ドルの減収要因になるとした。また、粗利益率は41.5-42.5%(第2四半期は42.5%)と保守的にみている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

(イメージ写真提供:123RF)

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