来週の日本株の読み筋=軟調な流れもGW後に上昇アノマリー

国内市況

株式

2021/4/30 17:20

 来週(5月6-7日)の東京株式市場は、GW(ゴールデンウイーク)明け後の2営業日取引となる。今週の日経平均株価は週次で4週連続の値下がりとなり、8カ月連続の月末安となった。21年3月期決算の発表が本格的に始まったものの、今22年3月期業績予想が市場コンセンサスに届かず、日電産<6594.T>やソニーG<6758.T>に売りが浴びせられるなど軟調な流れは変わらない。

 先行して業績回復を織り込み過ぎた反動と言えるが、それもじわじわと消化しつつある。企業サイドでは、事業環境の見極めにくさから業績予想を保守的に策定しているとみられ、上積みへの含みが意識される。時間の経過とともに、先行きの業績を再評価する動きが期待される。

 また、GW後の日経平均の動きを見ると、過去5年のうち4回は連休明け10営業日目時点で連休前よりも上昇している。アノマリー(説明のつかない法則)にすぎないとはいえ、FOMC(米連邦公開市場委員会)やバイデン大統領の施政方針演説といった重要イベントも無難に通過したことで、今後は投資家も動きを取りやすくなりそうだ。

 スケジュール面では、5月6日に3月18-19日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨、4月自動車販売などが発表される。海外では5月3日に米4月ISM製造業景況指数、4日に中国4月Caixin製造業PMI、米3月貿易収支、5日に米4月ISM非製造業景況指数、7日に中国4月貿易収支、米4月雇用統計などが予定されている。

 4月30日の日経平均株価は大幅反落し、2万8812円(前営業日比241円安)引け。29日の米国株式は上昇したものの、GWの谷間で明日からの5連休を控え、持ち高調整売りが先行した。決算発表を受けた一部主要銘柄の株安も投資家心理の後退につながった。中国4月製造業PMI(購買担当者景気指数)が市場予想を下回り、中国株が下落し、時間外取引の米株価指数先物の軟調推移も重しとなった。終盤にかけては手じまい売りが広がり、下げ幅は一時290円を超えた。

提供:モーニングスター社

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