<特集>キラリと光る小型軽量株(3)=コメダ―大幅増益見通しに配当を増額を計画

株式

2021/4/30 17:27

 コメダホールディングス(コメダ)<3543.T>をマークしたい。同社の22年2月期の連結業績(IFRS)は、売上収益329億円(前期比14.2%増)、営業利益72億5000万円(同31.6%増)を予想する。配当は、中間期25円(前期実績18円)、期末26円(同21円)の年間51円(同39円)を計画。コロナ流行前の20年2月期と同額の配当に戻す見込み。足元では、3月のFC(フランチャイズ)向け卸売売上高(速報値)が、前年同月比9.5%増と、5カ月ぶりに前年を上回った。同月は、テレビ番組で取り上げられたこともプラスに作用したようだ。

 決算と同時に公表した26年2月期を最終年とする中期経営計画では、店舗数を20年2月期末の914店舗から1200店舗に拡大し、1株利益を20年2月期の77.89円から、最終年には125.46円に拡大させる見込み。DX(デジタルトランスフォーメーション)では、SNSやアプリを活用した顧客ロイヤルティー向上や、業務効率化および省人省力化を進めるとしている。

 株価は、22年2月期業績予想の発表を受け4月15日には2110円を付ける場面がみられた。その後、全体相場が不安定な動きとなったことから、21日には1992円まで調整したが、日足チャート上では、上昇を続ける75日移動平均線(30日時点で1975円)が下値支持線として機能しており、上昇基調は継続していると判断したい。

提供:モーニングスター社

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