10日の債券市場見通し=もみ合いの展開か

債券

2021/5/10 8:25

予想レンジ:債券先物中心限月(21年6月限)151.30円-151.50円、長期国債利回り0.075%-0.095%

 10日の債券市場は、もみ合いの展開か。

 前週末の米国債市場は横ばいだった。米4月雇用統計が弱い結果だったことを受けて、債券買いが集まったが、その後は戻り売りが出て、横ばい圏まで値を戻した。低金利環境の長期化を連想して、NYダウが上昇するなどリスクオンムードになったことが影響した。

 国内市場では、方向感の弱いスタートになりそうだ。日銀・長期国債買い入れオペは、「波乱の結果は見込まれず、一定の相場下支え要因になるだろう」(銀行系証券)という。一方、明日の10年国債入札を控え、買いを手控える要因になる可能性があり、強弱双方向に決め手を欠き、もみ合い圏での推移になりそうだ。

提供:モーニングスター社

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